ADSL、それはノイズとの戦い(最終更新2003/03/05)
2002/02/23追記
先週行った回線上流のフェライトコア設置がとても効果的なことが判明した
また、スプリッタからモデムまでの間にシールドされていない回線やフィルターが介在すると
定期的に切断することが判明しました
そこで、店頭で見つけうる一番大きなフェライトコアを購入
ただ挟むのではなくフェライトコアの磁石を中心にぐるぐる巻く状態にして固定
リンクアップを行った所、接続レート自体に変化は見られませんでした
オーディオ関係のテクニックが有効(フェライトコアはオーディオのノイズ軽減で有名)
ということを受けて、オーディオ用の接点回復剤を購入、さっそく試してみました
現在の接続形態
フェライトコア -- モジュラージャック --- フィルタ6-2-L --- スプリッタ --- モデム
モジュラージャックに入ってくる生の線でフェライトコアに巻きつけを実行しています
(電気系ではバイファラ巻きだか言うらしい、一般的な巻き付け方らしい)
この周りに密着するようにケーブルを3周させている
またスプリッタからモデムの間はシールドケーブルの30cmを使用
フィルタは6-2-Lのみ
電話機側からのノイズが切断の理由と言うことで、電話機側には6-2-LとANF-T02を挟んであります
この状況でそれぞれの接点に下記の回復剤を使用
実は昔グラフィックカードの性能が大幅に上がると噂された商品(笑)
接点回復剤を使用した所、リンクアップ速度が
上り 864Kbps 下り 6656Kbps
にアップしました
意外な物がやはり効果あるようです
(っていうか、ADSLはマニアのオーディオいじりって感じだな、こりゃ)
また前回と同じようにtoneを測定してみました
これです(重いです)
前回の測定結果に比べ上と下のグラフの波の差が減ってきている上に
前回見られたAMラジオによるくぼみ部分では逆に下側のグラフの方が高い値を出している所も確認出来ます
あとは回線に乗ってくるノイズの量だけという感がしてきました
ちょっと面白そうな商品を発見したので、もう一回ぐらい大ネタがあるかもしれません
2002/02/24追記
一晩たってデータを確認するとLOF(信号欠損)が複数回発生していることが判明
つまるところ強力なフェライトと、さらに接続しているフィルターにより信号の劣化が起こっていると考えられます
ということで、急遽フィルターを撤去
このデッカイフェライトのみにして、信号欠損の発生原因とノイズの動向を調べてみる必要が出てきました
現在の接続形態
フェライトコア -- モジュラージャック --- スプリッタ --- モデム
現在の接続速度 上り 864Kbps 下り 6528Kbps
2002/03/16追記
小型のフェライトに変更し、フィルターは6-2-Lをスプリッタの上流に設置
そして新しく購入してきたメルコ製スプリッタIGM-FSAC-SPを導入してみました
雷サージ機能と電話側ノイズフィルタ機能付き
スプリッタ以降はモデムとの間に何も挟まずに30cmのツイストペアシールドケーブルを使用
電話機側はMCOのノイズフィルタを設置しています
この状態でしばらく放置してみたのですが信号欠損および切断は一度発生したのみで
安定した回線となったようです
現在の接続速度 上り 832Kbps 下り 6560Kbps
イマイチ上りが甘いですなぁ
e-accessのページを参照したところ、局側のアップデートも完成したらしい
また回線の状況を自動で判定してノイズにたいして処置を行うようになったらしい
切れなくなったのはそのせいなのかなぁ・・・ってことは作業は無駄ですか?(笑)
いや、でもまぁ最初に繋げたときは接続速度下り5Mだったんだから
やれば何とかなるもんだ
ちなみに実レートはいまいちかもしれません
回線の安定を優先したため、多少速度を犠牲にしてあります
現在のレートは下り3.67M、e-accseccとしては早いほうらしい
この辺はもうちょっといじりようがあると思うが
ひとまず完!!