Windows7のWindowsXPモードを試してみる(前編)

Windows7にはエディションが幾つかあり、今回Ultimateバージョンを購入してます。
リビジョンごとの細かいことは紹介記事を見てもらうとして。。。
Ultimateバージョンは全部盛りバージョンで、一番高い(4万・・・)やつだったりします。

なんで一番高いの、しかもアップグレードではなく新品にしたか!
大は小を兼ねるから!っていう訳ではなくw
ひとつはうちの環境をこの間一新したので64bitのOSにしたかったから(アップグレードでない理由)。
そして、もうひとつは今回書こうと思っているXP Modeが使用できるから!
(Professionalでも使用できるんですが、数千円しか違わないしw)

XPモードっていうのはWindows7上で仮想的にXPを起動して、
7で動かなくなってしまったアプリケーションを擬似的に動かせるようにするモード。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/products/features/windows-xp-mode

MSが昔買収したVirtualPC上でXPが動くようになっているだけなんですが、
XPのライセンスを追加購入することなく(まぁ大抵持ってるんですがw)動いてくれる訳で。
今のところWindows7に変えたことで動かなくなったアプリには遭遇していませんが、
折角の売りの機能(救済措置なんですがw)、試してみなきゃもったいないと。

1. Windows XP Modeのダウンロードとインストール

XP Modeはそのままでは実行することが出来ず、MSのサイトから落としてくる必要があります。
落とすのはVirtual PCとXP Modeのインストーラの二つ。

・Windows Virtual PC および Windows XP Mode のインストール方法とリリース ノート
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=B0DCFFEC-4EF5-4BC8-BEF1-C862D46A0F76&displaylang=ja

・Windows Virtual PC
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=2B6D5C18-1441-47EA-8309-2545B08E11DD&displaylang=ja

・Windows XP Mode
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=FB633E9D-DDBC-4044-BB09-4F99E757064E&displaylang=ja

ここから「Windows6.1-KB958559-x00.msu」(00は86か64)と「WindowsXPMode_ja-jp.exe」をダウンロードします。
ダウンロードには正規Windowsの認証が必要だったりします。まぁ別にいいんですが。
KB958559はOSが32-bit版の場合はx86を、64-bit版はx64を選択します。
(64-bit版がx64なのは判るけど、32-bit版がx86っていうのは知らないと一瞬迷うよねw)

インストールする順番はどっちでもいいみたいです。私はKBからXPの順で入れて特に問題出ていません。

2. Windows XP Modeの起動

WindowsXPModeのインストーラを起動すると、途中でXPの設定について確認(図2-1)があります。

図2-1. 作成されるアカウントのパスワード設定画面。

ここでパスワードを設定すると、あとは初期設定を待つだけ。

図2-2. 初期起動時の環境構築中。

Core i7 940、メモリ3Gのうちの環境で数分間かかりましたが、無事起動。
XPのウインドウが立ち上がりました。

3. XPモードの状態確認

このXPモードが現在どういった状態になっているのかを確認しつつ動作検証をしてみました。
まずはマイコンピュータ。

図3-1. XP上のローカルドライブ確認。

仮想のCドライブのほかにDVDドライブが認識されているほか、
Windows7自体のドライブもリモートドライブとして認識された状態になってました。
これ書き忘れましたが、起動時に共有設定についてもダイアログが出ます。
設定を変えることで表示するドライブを絞ることも出来そうです。

つぎにシステムの確認。

図3-2. システムプロパティおよび画面プロパティ。

CPUやメモリはそのままきちんと認識されています。OSは初期状態でSP3が適応されている模様!

どうやらグラフィックに関してはそのまま再現されず、画面の色が16ビットになってました。

そしてここで気がついたんですが、壁紙も設定されている状態のようです。
XP初回起動の状態そのままになってるのか・・・解像度以外。
そしてネットワーク接続確認も兼ねて、WindowsUpdateを実行してみました。

図3-3. MicrosoftUpdate画面。

初期でインストールされているブラウザはXPと同じで(当たり前かw)IE6。
ネット自体は何もいじることなく接続。普通にアップデートが表示されました。

普通にアップデート内容が認識され・・・ってあれ?

ネット繋がるって事は実はこいつの中にもアンチウイルス入れないと駄目なんじゃないの?とかちょっと思いつつ。
まぁメインで使うことはないと思い込ませて気にしないことに(ぉぃ)
あ、Windows7の方にはちゃんとウイルスバスター2010の64bit版が入ってますよ。

アップデートもきちんと行われ、再起動(Virtual PC内での再起動)も行われてアップデート完了。
ホント普通に動かせるXP環境って感じですな。

そして後編へ!

 

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