「墨攻」見てきました

数年前にたまたま古本屋で購入して、はまって一気に揃えてしまった
漫画、「墨攻」が映画になったんですよ。
「墨攻」 http://www.bokkou.jp/

この話は、中国の春秋戦争時代に色々と登場した思想家集団のうちの一つ
(諸子百家と言いますが)、墨子の集団が話のベースになっています。
おおざっぱにその内容をまとめると(高校の時にざっと読んだかなw)
「兼愛」(広くお互いに愛し合うこと)と「非攻」(他国を攻めない)が主軸。
この「非攻」の教えに基づいて、ある一国(梁)が大国に攻められるに際して墨家へ
援助を申し出、それを受けて革離(主人公)1人がうんぬん、ちゅー辺から話が始まります。

ま、細かい話は文庫版の漫画も出たことですし、そっちを読んで貰うとして。

映画なんですけどね。結構不満です。見た後「うーん」って首かしげちゃいました。
評価的には「中の下」ですね。

まずなんだろう、原作にある「最初は信用されてないけど段々民衆をまとめ上げ
(一部扇動な気もしますが・・・)大軍と渡り合う」っていうあの雰囲気感が薄い。
前半部分の話をはしょりすぎたのかな?梁の王子すんなり協力者になってるし。

それと原作にはない恋愛要素が追加されていた点。絶対これ要らない。
前半戦は革離と敵将巷淹中との漢と漢の戦術家としてのプライドをかけた戦い、的な
要素が強いんですが。そこがいいんですが。。。
bokkouなに墨家なのにイチャついてんの?
「大事な人を守るため」とかそんな個人主体の台詞は言って欲しく無い訳で。

 そして最後に一番不満なのが「頭剃ってない」w
イメージとちがーう!NANAぐらいに眉毛そってこい!w
出直してこーい!って感じで。

なんだろう、原作も日本なんだけど、監督が日本じゃなくなるとメインの観点が
変わっちゃうのかなぁ?題材が良いだけにもったいない。

 

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